ク・ハラの遺産相続はどうなった？母親の現在やいくらだったのかも調査！

韓国の人気ガールズグループ「KARA」の元メンバーであるク・ハラさんが2019年に28歳の若さで亡くなった際、世間を大きく騒がせたのが遺産相続を巡るトラブルでした。

という疑問の声も多く、SNSなどでは誤情報も飛び交っています。

今回は、ク・ハラさんの遺産が実際にどう分けられたのか、母親の現在やク・ハラ法と呼ばれる法律との関係について、わかりやすくまとめてみました。

ク・ハラの遺産相続はどうなった？

ク・ハラさんの遺産相続は、裁判所の判断により「父と兄の寄与分」が重視され、父・兄側に60%、実母に40%という形で判決が確定しました。

2019年11月に28歳で亡くなった元KARAのク・ハラさん。

配偶者や子どもがおらず、法定相続人としては実父と実母が半々で相続するはずでした。

しかし、実母はハラさんが9歳のときに家を出て連絡なし。葬儀当日に20年ぶりに姿を現して「遺産の50％をほしい」と主張しました 。

これに対して実兄のク・ホインさんが「母は育児放棄しており、相続する資格はない」と訴え、裁判に持ち込みました。

そして2020年12月、光州家庭裁判所は次のように判決を下しました

• 父＋兄側に60％（寄与分20％を考慮）
• 母親に40％

生前に父親が自分の50％分を兄に譲渡していたため、結局 ク・ホインさんが60％、実母が40％ の相続になったのです。

ク・ハラの遺産はいくらだったの？現時点で判明している数字とは？

ク・ハラさんの遺産金額自体は明確に公表されていません。

ただし、報道では「不動産収入や投資収益で数十億ウォン（数億〜十数億円）程度」と言われており、最大100億ウォン（約9億円）という話もありましたが、兄によれば「実際はそれほど多くない」とのことです 。

仮に 総資産が50億ウォン（約4.5億円） とすると、母親の取り分40％で約20億ウォン（約1.8億円）。

あくまでモデルケースですが、母親は数億円規模の相続を受け取った可能性が高いと考えられます。

「ク・ハラ法」って何？母親の現在と法律の影響

この裁判を契機に、実兄ク・ホインさんは「親としての責任を果たさなかった人には相続権を認めない」新法案＝通称「ク・ハラ法」を立法請願 ➝ 国会に提出しました 。

この民法改正案は、扶養義務を重大に怠った親を相続人から除くという内容で、多くの賛同を得ていました。

結果として、2021年6月には法案が国会本会議を通過し、正式に成立しました 。

ただしこの法律はク・ハラさんのケースには適用されません。

なぜなら、法律成立前にすでに判決が確定していたため、遡及適用はされないからです。

現在、実母がどのように生活しているかについては報道が少なく、定かな情報はありません。

ただ裁判で母親は相続分を 40％受け取った のが事実であり、裁判に負けて一切受け取れなかったというのは誤解です 。

ク・ハラの遺産相続はどうなった？まとめ

以上、「ク・ハラの遺産相続はどうなった？母親の現在やいくらだったのかも調査！」をお届けしました。

ク・ハラさんの遺産相続問題は、多くの人にとって「親子の絆」や「家族の在り方」について考えさせられる出来事だったのではないでしょうか。

裁判所の判断、そして新たに施行される「ク・ハラ法」は、遺された人々の声が社会を動かすきっかけにもなりました。

今後はこのような“育児放棄した親が相続権を主張する”といったケースが法律によって制限され、より多くの人が納得できる形で対応されることが期待されます。

事実を知ることで、故人への敬意を持ちつつ、私たち自身も身近な「相続」について考える機会になればと思います。