セブン&アイ・ホールディングスがイトーヨーカ堂の売却を検討していることがわかりました。
現在、米投資ファンドのベインキャピタルに優先交渉権を与える方向で調整していることが明らかになっています。
なぜ売却するのか気になりますね。売却の金額や時期、今後についても調査しました。
- 売却理由は業績不振や事業の選択と集中など。
- 売却時期は2025年春頃。
- 売却金額は約1.2兆円
- 売却後は営業は続く見込みだが、経営方針次第で、一部店舗の閉鎖やリストラの可能性も。
イトーヨーカドーなぜ売却?理由5選!
- 業績不振
- 事業の選択と集中
- グループの構造改革
- 買収提案への対抗
- 企業価値の向上
セブン&アイ・ホールディングスがイトーヨーカ堂を売却している理由を5選にしてまとめました。
1.業績不振
イトーヨーカ堂は4年連続で赤字となっており、セブン&アイにとって経営の足かせとなっています。
2024年2月期決算で約400億円の赤字であり、既存店の売上減少や収益性の低下が懸念されます。

4年連続赤字は厳しいですね。
2.事業の選択と集中
セブン&アイ・ホールディングスは収益性の高いコンビニ事業(セブンイレブン)に注力することで、低収益の総合スーパー事業から撤退し、経営資源を集中しようとする思惑があります。

セブンイレブンに集中するという事ですね。
3.グループの構造改革
イトーヨーカ堂を傘下に持つ「ヨーク・ホールディングス」の株式の過半数を売却することで、イトーヨーカ堂を子会社から外し、企業全体の財務改善を図ろうと考えています。
4.買収提案への対抗
カナダのコンビニ大手からの6兆円規模の買収提案に対抗するため、スーパー事業の売却を早めることで株価を上げる狙いがあります。

セブンイレブンの売却は避けたいですよね。
5.企業価値の向上
収益性の低い事業を整理し、グループ全体の競争力強化と投資家へのアピールと株価の安定化を狙っています。
これらの理由から、セブン&アイは祖業であるイトーヨーカ堂を含む非中核事業の売却を検討し、コンビニ事業に集中する戦略を進めています。
イトーヨーカドー売却はいつ?金額は?
イトーヨーカドーを含むセブン&アイ・ホールディングスの非中核事業の売却の時期や金額についてまとめました。
売却時期
- セブン&アイは早ければ2025年2月にも候補企業を選定する予定です。
- 最終的な決定は2025年春頃になると見られています。
売却金額
1次入札を通過した主な候補3社の提示額は以下の通りです。
- ベインキャピタル:約1.2兆円
- KKR:約8000億円
- 日本産業パートナーズ(JIP):約7500億円
なお、セブン&アイは当初、ヨーク・ホールディングスの価値を5000億円程度と見込んでいましたが、候補企業からの提示額はそれを大きく上回っています。
イトーヨーカドー売却!今後はどうなる?
イトーヨーカドー売却は2025年2月中に決定される見込みです。3月末までに最終合意を目指しています。イトーヨーカドーの今後をまとめました。
- セブン&アイは、主力ブランドであるセブン-イレブンに経営資源を集中させる方針
- 店舗はすぐには無くならず、営業は続く見込み。
- 売却先(ベインキャピタル)が経営を引き継ぎ、改革を進める可能性が高い
- 経営方針次第で、一部店舗の閉鎖やリストラの可能性もあるかもしれない
- 経営改善のため、商品やサービス内容が変わる可能性もある
しばらくは大きな変化はないものの、今後の経営方針次第で店舗数やサービス内容が変わるかもしれません。
イトーヨーカドーなぜ売却まとめ
以上、「イトーヨーカドーなぜ売却?金額やいつ頃・今後はどうなるかも調査!」をお届けしました。
- 売却理由は業績不振や事業の選択と集中など。
- 売却時期は2025年春頃。
- 売却金額は約1.2兆円
- 売却後は営業は続く見込みだが、経営方針次第で、一部店舗の閉鎖やリストラの可能性も。
今後はイトーヨーカ堂の閉店店舗も増える可能せもありそうですね。引き続き様子を見ていきたいと思います。