2025年5月15日に全身脱毛サロンのミュゼプラチナムが破産を申し立てる準備に入ってることが発表されました。
なぜ破産するのか気になりますよね。
この記事でミュゼプラチナムが破産する理由や、返金対応、今後破産したらどうなるのか?調査してみました。
【なぜ】ミュゼプラチナム破産の理由は?
ミュゼプラチナムが破産手続き申立てに至った主な理由は、経営悪化による深刻な資金繰りの悪化と給与未払い問題です。
詳しい理由を5選にしてまとめました。
- 給与の未払い・遅延
- 資金繰りの悪化
- 社会保険料未納・差し押さえ
- 経営体制の混乱
- 業界全体の競争激化
1.給与の未払い・遅延
2024年11月ごろから従業員への給与支払いが遅れ始め、2025年1月から4月にかけては約2300人の従業員に対し給与が未払いとなっています。
その総額は約15億円に上っています。
運営会社は「年内にはすべての未払い給与を支払う見込み」としていますが、現時点で支払いの目途が立っていない状況です。

総額15億円って凄いですね!
2.資金繰りの悪化
価格競争の激化や低価格キャンペーンによる利益圧迫、全国約170店舗の運営コスト増大、家賃や人件費の高騰などが重なり、経営が不安定となりました。
回数契約の前払い制を採用していたため、資金繰りが厳しくなり「自転車操業」に陥ったとされています。
3.社会保険料未納・差し押さえ
過去の経営陣による社会保険料の未納が発覚し、運営会社の口座が差し押さえられたことで売上の入金が制限され、さらに資金繰りが悪化しました。
4.経営体制の混乱
2025年2月には経営陣の交代劇があり、経営の混乱が続きました。
給与未払いに不満を持つ従業員が自主的に休業するなど、現場の混乱も拡大しました。

給料未払いは困りますよね。
5.業界全体の競争激化
近年、脱毛業界では低価格サロンの増加や競合他社の倒産が相次ぎ、集客率の低下や価格競争が経営を圧迫していました。
ミュゼプラチナム破産で返金対応はある?
ミュゼプラチナムが破産した場合、前払いした脱毛料金の返金を受けられる可能性は非常に低いと考えられます。
破産手続きにおいては、税金や従業員給与などの優先債権が優先され、一般消費者の返金請求は後回しとなるためです 。
ただし、以下のようなケースでは一部返金や支払い停止が可能な場合があります。
クレジットカードで分割払いをしている場合
クレジットカードで分割払いを利用していた場合、未施術分について「支払停止の抗弁」を申し立てることで、以降の支払いを停止できる可能性があります。
これは、サービス提供が不可能になった場合に適用される制度で、クレジットカード会社に申し出ることで手続きが可能です 。
ローン契約をしている場合
ローン契約をしている場合、原則として支払い義務は継続します。ただし、サービスが提供されない場合には、ローン会社に連絡し、支払い停止の申し立てが可能か相談することが重要です 。
債権者届の提出
破産手続きが開始された場合、債権者届を提出することで、わずかでも返金を受けられる可能性があります。ただし、返金額は非常に少額であることが一般的です 。
クーリングオフ期間内の契約
契約から8日以内であれば、クーリングオフ制度を利用して全額返金を受けられる可能性があります。
この場合、書面での手続きが必要となります 。
消費生活センターへの相談
返金や支払い停止の手続きについて不明な点がある場合は、最寄りの消費生活センターに相談することをおすすめします。
専門の相談員が適切なアドバイスを提供してくれます。
ミュゼプラチナム破産したらどうなるの?
ミュゼプラチナムが破産した場合、顧客・従業員ともに大きな影響を受けます。
顧客への影響
- 施術の中断
破産手続き開始と同時に全ての施術サービスは停止されます。 - 前払い金の返金は困難
前払いした未施術分の料金は「一般債権」として扱われますが、会社の資産状況によっては全額返金されることはほとんどなく、ごく一部しか戻らないケースが多いです。 - クレジットカード決済の場合
カード会社に「チャージバック(支払い取消)」を申請できる場合がありますが、必ずしも認められるとは限りません。
従業員への影響
- 給与未払い分の支払い
破産手続きでは、従業員の給与は一定の優先権がありますが、会社の資産が不足している場合は全額支払われない可能性もあります。 - 雇用の喪失
会社の事業終了に伴い、従業員は原則として全員解雇となります。
ミュゼプラチナム破産まとめ
以上、「【なぜ】ミュゼプラチナム破産の理由は?返金や破産したらどうなるの?」をお届けしました。
- ミュゼプラチナムが破産手続きの主な理由は、経営悪化による深刻な資金繰りの悪化と給与未払い問題。
- ミュゼプラチナム破産で返金対応は可能性として低い
- ミュゼプラチナムが破産した場合、顧客・従業員ともに大きな影響を受ける。
ミュゼプラチナム破産申請手続きは驚きですね。
契約していた人は返金対応の可能性は低そうなので、早めの対応をおすすめします。