宮崎吾朗監督の初作品、映画ゲド戦記の主人公アレンについて二重人格なの?って声が上がっています。
性格が衝動的に変わり二重人格なの?と思う方も多くいると思います。
ですが、アレンは二重人格ではないのです。二重人格と言われてしまう影の正体について徹底解説しました。
- ゲド戦記のアレンは二重人格との声多数!
- ゲド戦記のアレンは二重人格じゃない!影の正体は心の光
ゲド戦記のアレンは二重人格?との声
映画ゲド戦記で主人公アレンの性格について二重人格?との声が上がっています。
そんな声をSNSで集めてみました。
ゲド戦記、始まって30分くらいから30分分しか見てないけど、アレンくんとやらのあの情緒不安定な感じはなんでなん?二重人格?
— 777 (@gozaso_ro_mame) April 9, 2021
ゲド戦記面白かった…アレン二重人格なのかな…そういうの好き過ぎるわ…
— めるみあ꜀(.௰. ꜆)꜄ (@kyalop_) January 12, 2018
ゲド戦記が一番好きー!!アレンちょうかっこいい。二重人格かなんかだっけなんだっけ・・・・。
— Каиаppu (@kanappu_1214) January 17, 2014
「アレンくんとやらのあの情緒不安定な感じはなんでなん?二重人格?」
「ゲド戦記面白かった…アレン二重人格なのかな…そういうの好き過ぎるわ…」
「ゲド戦記が一番好きー!!アレンちょうかっこいい。二重人格かなんかだっけなんだっけ・・・・。」

突然の性格の豹変ぶりに二重人格?と思う人が多くいました。
ゲド戦記のアレンは二重人格じゃない!影の正体は?
ゲド戦記のアレンは二重人格ではなく、影の正体は彼の心の光を表しています。
なぜそう言えるのか、その理由を解説していきます。
- 影はアレンの本当の姿を示している
- 影はアレンに何度も語りかけ、導こうとする
- アレンが影を受け入れる=「心の光」を取り戻すこと
- 影と光は対立するものではなく、一体である
1.影はアレンの本当の姿を示している
映画の序盤、アレンは王である父を刺し、国を捨てて逃げ出します。
その後、彼は怯え、不安定な精神状態のまま旅を続けます。一方で、彼につきまとう「影」は、そんなアレンとは対照的に、冷静で、意志の強い存在として描かれています。
これは、影がアレンが失ってしまった「本来の自分」であることを示しています。
つまり、影は彼の「闇」ではなく、むしろ彼の「真の姿」、言い換えれば「心の光」の部分だったのではないでしょうか。
2.影はアレンに何度も語りかけ、導こうとする
作中で影は、アレンに対して言葉を投げかけるシーンが何度もあります。
もし影が単なる「心の闇」ならば、アレンを堕落させるような言葉をかけるはずですが、実際には影はアレンに対して「自分自身と向き合うこと」を促しているようにも見えます。
例えば、影はアレンに「お前は何を恐れている?」と問いかけます。
これは、アレンに自らの恐怖と向き合い、克服するように促しているとも取れます。影が彼を苦しめる存在なのではなく、むしろ「本来の自分へ戻るための導き手」だった可能性が高いのです。

観ているとアレン自身の方が闇へ向かっている様な行動もしていますよね。
3.アレンが影を受け入れる=「心の光」を取り戻すこと
物語のクライマックスで、アレンはついに自分の「本当の名前」を思い出します。
『ゲド戦記』の世界では、「本当の名前」=「その人の本質」を表すものであり、これはアレンが「自分を取り戻した」ことを意味します。
つまり、影はアレンに「本来の自分を思い出せ」と伝え続けていたのです。影が消えるのは、アレンが恐怖を克服し、「心の光」を受け入れたからこそ、もはや影としての役割が不要になったためと考えられます。

アレンの本名はレバンネンです。
4.影と光は対立するものではなく、一体である
通常、「影=闇」「光=善」と捉えられがちですが、映画『ゲド戦記』では「影」と「光」は対立するものではなく、一体のものとして描かれています。
影がアレンにつきまとっていたのは、彼が「心の光」を失っていたからです。アレンが本来の自分を受け入れることで、影の役目は終わり、彼の中に「光」が戻るのです。
この解釈をもとに考えると、影は単なる「闇」ではなく、むしろ「心の光」そのものであり、アレンがそれを認めることこそが、彼の成長の証だったと言えるでしょう。

影の存在を通して精神的な成長を遂げたということですね。
ゲド戦記のアレンは二重人格じゃない!影の正体まとめ
以上、「ゲド戦記のアレンは二重人格じゃない!影の正体を徹底解説」をお届けしました。
- ゲド戦記のアレンは二重人格との声多数!
- ゲド戦記のアレンは二重人格じゃない!影の正体は心の光
『ゲド戦記』は一見するとわかりにくい物語ですが、「影=心の光」と捉えることで、より深い意味が見えてきます。
そういった視点で見ると新たな気付きが得られるかもしれませんね!