ジブリの映画「ゲド戦記」ですが映画を見た人からよくわからないといった声を多く聞きます。
他にも意味不明やよくわからない、つまらないという声も聞きます。
なぜそのような声が多いのでしょうか?その理由を調査しました。
またストーリーがわかりにくい声もあり、ゲド戦記が伝えたいことも分かりやすくまとめました。
今回は、ゲド戦記はよくわからないし意味不明?伝えたいことやつまらない理由を解説します。
ゲド戦記はよくわからない・意味不明の声
映画、ゲド戦記を観た人でよくわからないとの声が多くあります。
そんなよくわからないなどの声をSNSで集めてみました。
帝国劇場で感動した後に
— まにまに (@Okome_Manimani) February 28, 2025
来週はゲド戦記で笑ってしまった。。
マジでよくわからない映画だわ…
ゲド戦記のアレンは好きだけど、何回見てもストーリーがよくわからない。解説書を見ながら見たい←
— Rei🐗 (@T20074928) September 5, 2021
ゲド戦記は好きで読んでましたが、映画は何一つ意味が分かりませんでした
— あっかりーん (@widjridjnd) February 16, 2025
どうやったらあんなに意味不明の映画が作れるのか
「来週はゲド戦記で笑ってしまった。。 マジでよくわからない映画だわ…」
「ゲド戦記のアレンは好きだけど、何回見てもストーリーがよくわからない。解説書を見ながら見たい」
「ゲド戦記は好きで読んでましたが、映画は何一つ意味が分かりませんでした どうやったらあんなに意味不明の映画が作れるのか」

全体的にわからないという声が多くありました。
ゲド戦記はよくわからない・意味不明と言われる理由5選!
特に「話がよくわからない」「意味不明」といった意見が多く聞かれます。その理由を5つにまとめました!
- ストーリーが説明不足で分かりにくい
- アレンの行動に一貫性がない
- 世界観の魅力が伝わりにくい
- 映像が地味で盛り上がりに欠ける
- 宮崎吾朗監督の経験不足
1.ストーリーが説明不足で分かりにくい
映画『ゲド戦記』は、原作『ゲド戦記』シリーズの第3巻『さいはての島へ』をベースにしつつ、宮崎吾朗監督のオリジナル要素が加えられています。
しかし、物語の背景説明が不足しており、
- 「なぜアレンは父親を殺したのか」
- 「影とは何なのか」
- 「世界の均衡とは何を意味するのか」
など、多くの要素が曖昧なまま進行します。
そのため、視聴者が物語に入り込みにくいという問題があります。

突然、父親を刺すところから始まるのでなんで刺したの?って思いますよね。
2.アレンの行動に一貫性がない
特に主人公アレンの行動は突発的で、その動機や心理描写が薄いため、感情移入しにくいと言われています。
突然父を刺して逃亡する→不安定な精神状態→急にテルーに惹かれる→最後には元気に戦う
など、行動の変化が唐突すぎて違和感を覚える人も多いです。

アレンは二重人格なの?との声も上がるほど、唐突な感じです。
3.世界観の魅力が伝わりにくい
原作『ゲド戦記』は、壮大な世界観と哲学的なテーマが魅力ですが、映画ではその一部しか描かれていません。
魔法が存在する世界なのに、魔法の使用シーンがほとんどなく、その概念すら十分に説明されていないません。
「結局、魔法ってどういうもの?」「なぜゲドは魔法を使わないの?」といった疑問が残ります。
ファンタジー映画としての醍醐味が薄れ、世界観の奥行きが感じられない点も、退屈だと感じる要因の一つです。

たしかにゲドは魔法をあまり使っていなかったですね。
4.映像が地味で盛り上がりに欠ける
スタジオジブリの作品といえば、美しい背景やダイナミックなアクションシーンが魅力ですが、『ゲド戦記』は全体的に地味で淡々としています。
特にクライマックスのバトルシーンが単調で、クモの最期もあっけないため、「え? これで終わり?」と拍子抜けした人も多いのではないでしょうか。
物語全体に緊張感が欠けており、感動や興奮感を感じにくいという声もあります。

私もクモの最後が衝撃的すぎて他は殆ど覚えていない感じです。
5.宮崎吾朗監督の経験不足
『ゲド戦記』は宮崎駿監督の息子・宮崎吾朗氏の初監督作品でした。
しかし、彼はもともとアニメーション制作の経験がなく、脚本や演出に未熟さが見られると指摘されています。
宮崎駿監督自身も「(息子の監督就任に)反対した」と公言しており、制作の背景にあった親子の確執も話題になりました。
そのため、「演出が単調」「感情の流れがぎこちない」といった批判が多く、映画としての完成度が低いと感じる人が多いのです。

元々、建築コンサルタントとして働いていたとの事です。
ゲド戦記が伝えたいことは?
ゲド戦記がよくわからないと言った声の中にストーリーがわかりにくい声もあります。そんなゲド戦記のストーリーをテーマと共にわかりやすくお伝えしていきます。
1. 王子アレンの逃亡
物語は、大国エンラッドの王子アレンが突然父王を刺し、国を逃げ出すところから始まります。
なぜ父を殺したのか、彼自身も理由を明確に理解していません。
王子でありながら、彼は不安定な精神状態にあり、恐怖に囚われています。
砂漠を彷徨うアレンは、盗賊に襲われ、命の危機に瀕しますが、大賢人であり魔法使いのハイタカ(ゲド)に助けられます。
2. ハイタカとの旅とホートタウン
ハイタカとともに旅をすることになったアレンは、港町ホートタウンへ到着します。
しかし、この町では魔法が弱まり、世界の均衡が崩れているという噂が広まっていました。
町では人々が奴隷として売られ、暴力と混乱が支配していました。
そこでアレンは、不思議な少女テルーと出会いますが、すぐに町の支配者であるクモの手下に捕まり、奴隷として売られそうになります。しかし、再びハイタカに助けられ、2人は町を脱出します。
3. テナーの家での生活
ハイタカとアレンは、ハイタカの古い友人であるテナーの家に身を寄せることになります。
テナーはテルーと一緒に暮らしており、二人は穏やかな生活を送っていました。
しかし、アレンは依然として心に闇を抱えており、自分自身を見失ったまま。
テルーはそんなアレンに対し、「命を大切にしない者は大嫌いだ」と強く非難します。テルーはアレンにとって、彼の内なる迷いを映し出す存在となっていきます。
4. クモの策略とアレンの捕縛
物語が進む中で、クモが暗躍します。クモは、かつてハイタカと戦った強力な魔法使いであり、不老不死を求めていました。
クモはアレンの心の闇を利用し、彼を操ろうとします。
アレンは再び恐怖に囚われ、テナーの家を飛び出しますが、その隙を突かれてクモに捕まってしまいます。
5. クライマックス:テルーの正体と決戦
アレンを捕らえたクモは、彼の「本当の名前」を利用して支配しようとします。しかし、そこへハイタカとテルーが救出に向かいます。
ここで、テルーの正体が明らかになります。彼女は普通の少女ではなく、竜の血を引く特別な存在でした。彼女は自らの本当の力を解放し、竜の姿となってクモと対峙します。
アレンもまた、影と向き合い、本当の名前「レバンネン」を思い出すことで、恐怖を克服します。そして、クモの野望を阻止し、世界の均衡を取り戻します。
6. 物語の結末
クモは敗北し、世界には再び安定が訪れます。アレンは父を殺した罪の意識と向き合い、ようやく自分の道を見出します。
最後にアレンは、テルーやハイタカたちに別れを告げ、自らの運命に向かって旅立つのです。
映画『ゲド戦記』のテーマ
この映画のストーリーを通じて、以下のようなテーマが描かれています。
- 「生と死のバランス」 → クモの不老不死への執着と、それを否定するハイタカの考え
- 「本当の自分を受け入れること」 → アレンが自分の影と向き合うことで成長する
- 「命の大切さ」 → テルーの「命を大切にしない者は嫌い」という言葉に象徴される
『ゲド戦記』はわかりにくい作品ですが、「自分の弱さを受け入れ、生きることの意味を見つめ直す物語」だと考えると、より深く理解できるでしょう。
ゲド戦記がつまらないと言われる理由4選!
映画『ゲド戦記』はつまらないという声もあります。なぜそう感じる人が多いのか理由を4選にしてご紹介します。
- テンポが遅く、盛り上がりに欠ける
- キャラクターへ感情移入しにくい
- 原作と大きく異なり、ファンの期待を裏切った
- 宮崎駿作品と比べられ、期待値が高すぎた
1.テンポが遅く、盛り上がりに欠ける
ジブリ作品といえば『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』のように、ストーリーにメリハリがあり、視聴者を惹きつける展開が特徴です。
しかし、『ゲド戦記』は全体的にゆったりした進行で、大きな盛り上がりが少ないと言われています。

確かにもののけ姫や千と千尋の神隠しはストーリーに迫力がありますよね。
2.キャラクターへ感情移入しにくい
ジブリ作品の魅力の一つは、登場人物の感情がしっかり描かれていることです。
しかし、『ゲド戦記』ではキャラクターの心理描写が不足しており、感情移入しにくいと言われています。
キャラクターの行動に納得できないと、物語全体がぼんやりしてしまい、「つまらない」と感じる人が増えるのも無理はありません。

実際見ててもう少し説明が欲しいなと感じる部分が多くありました。
3.原作と大きく異なり、ファンの期待を裏切った
『ゲド戦記』は、アーシュラ・K・ル=グウィンの小説『影との戦い』や『さいはての島へ』を元にしていますが、映画オリジナルの展開が多く、原作ファンからの評価が厳しかったです。
- 原作のアレンは真面目で誇り高い王子だが、映画のアレンは暗く怯えている
- 原作ではゲドが主人公なのに、映画ではアレンが中心
- 竜(テルー)の扱いが原作と違いすぎる
特に原作者のル=グウィンは映画を見た後、「これは私のゲド戦記ではない」とコメントし、ファンの間でも賛否が分かれました。
4.宮崎駿作品と比べられ、期待値が高すぎた
『ゲド戦記』の監督である宮崎吾朗は、宮崎駿監督の息子です。この作品が吾朗監督の初監督作品だったため、多くの人が「宮崎駿のような傑作になるのでは?」と期待していました。
しかし、結果的に…
- 「宮崎駿の映画と比べて、演出が弱い」
- 「メッセージが抽象的すぎて伝わりにくい」
- 「映像は綺麗だが、物語が薄い」
と感じる人が多く、期待値が高すぎたことで「つまらない」と言われてしまったのです。

確かに、最初見に行った時は私も期待していました。
ゲド戦記はよくわからない?まとめ
以上、「ゲド戦記はよくわからないし意味不明?伝えたいことやつまらない理由を解説」をお届けしました。
- ゲド戦記はよくわからないのはストーリーが説明不足で分かりにくいなど。
- ゲド戦記は「自分の弱さを受け入れ、生きることの意味を見つめ直す物語」
- ゲド戦記がつまらないのはキャラクターへ感情移入しにくい事など。
一部のファンからは「独特な雰囲気が良い」「静かな物語として味わい深い」と評価されてもいます。
私も実際、ゲド戦記を観てストーリーがいまいちよくわからないと思いました。
あなたは映画『ゲド戦記』についてどう思いますか?